イギリス 学部留学
Bonjour, Mikiです :)
今日は、私がすでに経験したことのある学部留学について少しお話したいと思います!
学部留学を経験したからこそ、「英国の大学院に進学したい!」と思うようになったので、学部留学がどのようなものだったか、お話します!
私は2014年9月~2015年6月までイギリスのキール大学にて学部留学を経験しました。これが人生で初めての長期留学で、交換留学生としてキールに行かせてくれた京都外大に本当に感謝です。
キール大学は、イギリスの中心部に位置し、町が大学だったので、とても広かったです。。。
京都外国語大学の派遣留学の制度を利用して留学したため、キール大学での授業料は無料、また、外大から50万円の奨学金が支給されて留学にいきました。
ちなみに、キールは物価が安く、寮の費用も9カ月で40万円かかりませんでした。確か35万円ぐらいかな?(安すぎてびっくりしました。。。)
学部留学について少しご説明いたします。
学部留学は何かというと、海外の大学にて現地の学生と同じようにビジネス、経済、心理学等、専門的な授業を受け、課題をこなし、試験を受けて単位を取得するといった留学です。
私がキール大学に留学した時は、交換留学生として様々な授業を受けることができたので、マーケティング、心理学、フランス語等の授業を履修したのですが、教室で一緒に受講していた学生はほとんどがイギリス人でした。(もちろん他にも留学生はいましたが。)
授業といっても、イギリスの大学での授業は講義だけではありません。セミナーもあります。
講義は皆様もご存じのとおり、大勢の学生が1つの教室で先生の話を聞いて、ノートを取ります。
セミナーの場合、1つの授業の人数が多くても15人ぐらいで、主にディスカッションを行います。
私もキール大学にてイギリス人の学生や他の国からの留学生達とセミナーを受けていました。
授業の宿題としては、毎週何百ページかのリーディングの宿題と、エッセイを書く宿題がありましたね。エッセイは、授業によっては毎週書かないといけなかったり、学期末に約2500語のエッセイを提出しないといけなかったり、色々でした。
学期末の試験は、だいたいが Essay Questions でした。
Essay Questionsとは、エッセイを書く試験です。(笑)そのままですね。(笑)
問題用紙に何についてのエッセイを書けばいいのか、指示があります。解答用紙は、真っ白なA4の紙が4~6ページぐらいありました。
もちろん、授業で習ったことについてのエッセイを書けばいいのですが、日本でこのような試験を受けたことがなかったので、最初は結構焦りました。(笑)
学部留学はこんな感じです!大変そうでしょ?
学部留学は語学留学と全く違います。語学留学では英語といった語学の習得を目的としているのに比べ、学部留学では英語で専門科目を勉強することを目的としています。
つまり、学部留学を考えている方は、留学に行く前に、日本で英語の運用能力を習得する必要があります。実際、学部留学にいくためには、IELTSやTOEFL iBTで一定以上のスコアを取得しないと留学にいけません。
これを聞いたら、多くの純日本人の方が語学留学の方がいいんじゃないかと思うかもしれませんが、語学の勉強は日本でもできます。そして、語学留学ではネイティブスピーカーと出会う機会が少ない、というデメリットがあります。
語学留学は英語を勉強したい人向けのプログラムですので、クラスメイトが日本人ばかりの可能性も十分ありますし、結局は自分で英語を話す努力や、自分で英語に触れる機会を作らないといけません。
日本にいても、海外ドラマを観たり、BBC radioを聞いたり、友人と英語で会話したり、英字新聞を読んだり、自分で英語の環境を作ることができます。
このような理由から、時間のある大学生は特に、日本でしっかりと英語の勉強をしてから、IELTSやTOEFL iBTでスコアを達成して学部留学を目指すほうがいいのではないかと個人的に思います。
事実、英語を話せる状態で留学を始めたほうが、友人を作りやすいし楽しいと思います。そして、学部留学を経験した方が、嫌でも英語力が伸びると思います。
もちろん、語学留学も良いとは思いますが、結局は留学先で自分がどれだけ努力、勉強するかで、留学後の英語力が変わってくると思います。
「イギリスで教育学を勉強したい!」「英語でビジネスを勉強したい!」
そういった方々は、日本でAcademic Englishをきちんと勉強してから学部留学にいきます。
以前に IELTS の勉強方法についての記事を何度か書いたことがありますが、まだ海外に行ったことがなかった頃に私が使った問題集を少し紹介しますね。
ちなみにキール大学に留学するまでに、(まだ留学経験がなく、大学一回生だった時)、IELTS 6.0を取得しました。
① 日本語で解説があり、全ての問題の形式を理解するのに便利だった参考書
(難易度:少し簡単)
② 単語の勉強に使った本(必須)
③ 少し難しめの問題集
(難易度:本番と同じぐらいだと思います)
④ ライティングの勉強に便利だった本(ライティング使えそうなフレーズがいっぱい載ってます)
⑤ リーディングの対策に使いました
(難易度:少し簡単)
⑥ 一番便利だったのはやはり公式問題集
こんな感じです!他にも色々な問題集を使いましたが、一部だけ載せてみました。
そういえば、このブログでまだTOEFL iBTついて全然話していないので、今度はTOEFL iBTについての記事を書きますね!
何か質問がありましたら、メールかコメントをどうぞ!
miki.ann.oxford@gmail.com
Miki
電子出版の仕方〈学生でもできる〉
Hi, Mikiです。昨日から熱が出て死んでます。熱がある状態で社会統計学の勉強をしようとしたら、余計に頭が痛くなりました。(笑)
というわけで、今日は私が以前にしたことのある電子出版についてお話します。
結構誰にでもできます!学生にもできます!
電子出版をするメリットとしては、(海外の)大学院へ出願をする時、履歴書に出版物を記載できるので、『真剣に将来は研究者になることを目指している』ということをアピールできる点だと思います。
電子出版をする際に私が使ったサイトは E-International Relations というサイトです。
サイトを開いて、Submissions のところを開いたら、まず何を出版するのかを選択します。(学生の論文であれば、Student Essay Awardのところへ移動。書評であれば Review を開く。)
各ページにそれぞれの注意事項が書いてあり、そこから出版が可能です。
自分の書いた論文を提出した後、1~2か月の審査があり、その後、サイトに自分の論文が掲載されます。
私は自分が大学で書いた短めの論文と、書評を電子出版しました。
E-International Relationsの場合は、国際関係、社会学、Area Studies等に関連のある論文であれば出版可能です。
私はオックスフォードへ行った後もこのサイトを利用しようかなと考えています。
ちなみに英語の論文の書き方を知らない方は、『Writing the Research Paper』という本がオススメです。
私はこの本で勉強しました。論文を書く際には今でも利用しています。
もし興味があれば皆さんもやってみてください :)
Miki
お久しぶりです
お久しぶりです、Mikiです!全然更新してなくてごめんなさい 😅
最近は、毎日フリーターのような日々を過ごしています。笑
もちろん勉強もしていますが!
というわけで、一昨日は、スタンフォード大学社会学部の教授によるレクチャーを受けてきました!(京都で!)
Stanford University
社会学の中でも、私の興味のある Gender に関するレクチャーだったので、とても楽しかったです。
そして、面白いことに、彼女はスタンフォード大学で学士、修士、博士をされたのですが、学士の専攻は化学だったそうです 😳笑
修士から専攻を変えるのは、海外の大学では結構よくあることみたいですね。もちろんイギリスでも。
一昨日出会ったスタンフォード大学の教授のように、私も修士から社会学の勉強を始めるので、少し安心しました。笑
渡英まで残り約4ヶ月となり、緊張もしていますがやはり楽しみです!
また近々更新します!😊
Miki
質問や相談のある方へ <オックスフォード大学院進学>
Good evening,
最近、このブログへのアクセス数がかなり上昇しています。
やっぱりオックスフォード大学の大学院への進学に興味のある人は多いのかな!
オックスフォードやケンブリッジ以外にも世界的に有名な大学がイギリスにはあるのですが。。。
ただ、それでもオックスフォード大学の大学院への進学を希望されている方がいれば、気軽にご連絡下さい!
以前、このブログ用のGmailを作成したので、下記に載せておきます。
miki.ann.oxford@gmail.com
すぐには返信できないかもしれませんが、イギリスの大学院(特にオックスフォード)進学に関する情報でしたら頑張って提供します~~~
À bientôt ;)
Miki
入学までの手続き状況(近況報告)
Hi,
Miki です。眠いです。でも、近況報告します!
3月上旬にオックスフォード大学大学院から合格通知を受け、その後、3月20日に日本の大学を卒業しました。
卒業と同時に、オックスフォード大学に学部の最終成績証明書と卒業証明書を郵送で送りました。
スキャンしてメールで送ってもいいですか、とオックスフォードに問い合わせたところ、電子バージョンの最終成績証明書は、私の卒業した大学がオックスフォードに直接送った場合はOKと言われました。私の大学がそのような手続きをしてくれるのかどうか、わらかなかったので、郵送しました。
現在は、オックスフォード大学のカレッジから連絡がくるのを待っています。
オックスフォード大学大学院へ入学する場合、まず、学部からオファー(合格)をいただきます。
学部からのオファーが来たら、その後、自分が所属することになるカレッジから連絡がきます。
カレッジって何?って方のためにカレッジの説明を少しします。
オックスフォード大学といっても、オックスフォード大学という建物は存在しません。
オックスフォード大学とは、38の独立したカレッジと6つのホールから成り立っています。これらのカレッジとホールを総称した呼び名がオックスフォード大学です。
(ハリーポッターのホグワーツでいう、スリザリン・ハッフルパフ・グリフィンドールみたいな感じです。)
というわけで、まだどのカレッジに住むかわかりません!(各カレッジに学生寮や食堂等があります。)
学部からのオファーをもらったあと、約8~10週間以内にカレッジから連絡がくるそうなので、そろそろ連絡がくるかと思います。
最近は暇だったので、パスポートの更新をして、それの手続きをしたり(オックスフォードに連絡をして)、、、
そんな感じです!
眠い。。。
あ、あと、最近は社会学の勉強をしています。(オックスフォードでやっていけるかどうか、やはり不安があるので。笑)
でも、やっぱりめっちゃ楽しみです!渡英してからは、もうちょっと頻繁にブログを更新します。。。
では、また! See you soon!
Miki
学歴・偏差値は関係ない <オックスフォード大学院合格>
今日は朝7時から1時間走って、シャワーを浴びて、バイトにいって、京都にきて、この後大学の打ち上げです。
もうすぐ卒業だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
というわけで、学歴と偏差値について話します。
結論から言います。2017年度世界の大学ランキング1位に輝くオックスフォード大学ですが、同大学院へ入学するのに、自分の卒業した日本の大学の偏差値は関係ありません。
ちなみに、オックスフォード大学へ学部留学をして、教授達と知り合い、コネを作る必要もありません。
東京大学、京都大学等、世界的に名の通る大学を卒業し、オックスフォード大学院へ進学する人もいます。
しかし、オックスフォードは学歴・偏差値関係なく、それぞれの実力に応じて合否を決めます。
なぜこんなことを言い切れるかというと、私自身が全く高学歴ではないからです!(笑)
ただただ英語を勉強したくて、学歴も偏差値も何も気にせずに指定校推薦で入学した京都外大は、偏差値でいうと50あるかないかぐらいのレベルです。
つまり、私でオックスフォード大学院から合格を頂けたのだから、誰でも努力次第で進学は可能ということです 👏🏻
英語の運用能力という大きな壁もあるかもしれませんが、私も帰国子女でもないし、18歳まで海外に行ったことなかったし、というか英語喋れなかったし、というか理系だったし、英語はずっと日本で勉強したし、頑張ればなんとかなると思います 👏🏻
ただ、京都外大は、私みたいに学歴も偏差値も何も気にせずにただただ外国語を勉強したくて入学する学生がぼちぼちいます。『この先生のもとで勉強がしたい!!!』と、特定の先生に憧れて入学してくる学生もいます。笑
京都外大卒業後、京大や慶應の院に進学する人もいれば、海外の有名大学院に進学する人もいます。
変な/個性豊かな学生が多いですね。外大は。笑
結論、オックスフォード大学に憧れている方々、本気でオックスフォード大学への入学を考えている方々、是非諦めずに挑戦してみてください!私みたいに :)
Miki
オックスフォード大学大学院 <費用>
おはようございます。今日も留学の費用を貯めるべく、アルバイトにいってきます。
アルバイト先には、『オックスフォード大学大学院に進学します!』とかまだ全然伝えてないし、伝える気もないけど、とりあえず今日も頑張ります :)
さて、今日は簡潔に費用についてお話します。
私のオックスフォードでの修士課程は社会学研究科社会学専攻です。
英語では、MSc Sociology (Department of Sociology) です。
ちなみに1年で修了します。
2017年度の年間の授業料は £19,335!
日本円で約270万円です。(£1=139円で計算)
この授業料+寮の費用+生活費+飛行機代+保険料+Visa代
=留学の費用
と、普通の大学ならなるのですが、オックスフォード大学の場合、カレッジのメインテナンス費も支払わなければいけません。オックスフォード大学はカレッジ制の大学なので。
『カレッジ制って何?』って方のために、また時間のある時にオックスフォード大学の紹介記事を書きます。(今日は時間がないので書けません!笑 ごめんなさい。)
そう、それでそのカレッジのメインテナンス費は1年間で£3,021です。
日本円で約42万円です。高いですね。(笑)
年間の授業料、カレッジに費用、寮の費用、生活費等、全部合計するとやはり最低450万円はかかります。500万円は見積もっておかないと厳しいと思います。
私の外大の先輩でUCL(ロンドン大学)に進学された方は、留学費用は借金して支払ったそうです。でも、それだけの価値があったと思います。
私の場合は、大学院の授業料は自分でアルバイトや支給奨学金で貯まったお金で支払います。残りの足りない生活費等の費用は親に支援していただきます。(いつか出世払いで返そうとは思っているのですが。。。)
やはり、学部を卒業してすぐに海外の大学院へ進学すると、費用の面が大変ですね。職務経験がないので。実際、学部を卒業して、一度働いてお金を貯めてからイギリスの大学院へ進学する人たちの方が多いと思います。(そもそも日本人でイギリスの院へ進学する人が少ないですが。笑)
こんな感じです!では、また!
Miki
オックスフォード大学大学院合格までの道のり
おはようございます。2週間後に日本の大学を卒業します。4年間たのしかったな。。。
まさか自分がイギリスの大学院に進学することになるとは、高校生の時は想像もしていなかったです。。。
さて、今日は長めに記事を書きますよ!(笑)
オックスフォード大学とロンドン大学の大学院合格までの道のりについて書きます!
もちろん全部は書けないので、もし何か質問があったらコメントください。
まず、オックスフォード大学について。オックスフォード大学は2017年度、ハーバード大学やケンブリッジ大学を抜いて世界大学ランキング1位です。
下記のリンクをご確認ください(興味があれば)。
イギリスの首相を数多く出す大学です。
そして、ロンドン大学についてですが、ロンドン大学っていくつかあるんですよね。私が受験&合格した大学は、正式名称はユニバーシティ・カレッジ・ロンドンです。省略してUCLと呼びます。
UCLも、世界大学ランキングで毎年トップのあたりに出てくる大学です。2017年は15位ですね :)
UCLも超名門校です。日本人だったら、伊藤博文、小泉純一郎さん、夏目漱石が過去に留学しています。他にも、たくさんの著名人が留学しています。
大学の説明短すぎるかな?まあ、オックスフォード大学ってどんな大学やねん!って思ったら、ハリーポッターを想像してください!(笑)
オックスフォードはハリーポッターの魔法学校「ホグワーツ」の世界です。正式に言えば撮影舞台です。
さて、ではそろそろ本題の、合格までの道のりについて語りたいと思います。
もともと、私は海外とか無縁だったんですよね。高校生の時は理系で、海外経験ゼロで、パスポートも持ってなかったからTOEFLとかIELTSとか、なんならTOEICとかもよく知らなかったし。
しかし、中学生の時からずっと海外への憧れがありました。中学校3年生の時の英語の先生が英語をぺらぺらに話せる人で、先生がアメリカ人と英語を話している姿を見て、「かっこええ~~~~!!!」みたいな感じでした。
ただ、高校生の時、得意科目が物理、化学、数学だったので理系に所属。大学受験の時、「大学では自分の好きなことを勉強したいな~」と思い、いきなり文転!(笑)
(大勢の方から反対を受けました。笑 でも、自分が好きなことをとことん追求したいと思ったので。)
高校3年生の9月に指定校推薦で京都外国語大学外国語学部英米語学科から合格をいただきました。
その後、大学入学前の3か月間、必死でTOEIC対策をしました。なぜかって?
京都外国語大学に入学すると、入学式の翌日にクラス分けのTOEICの試験があります。それゆえ試験対策を始めました。
「帰国子女なんかに負けるか~~~~!!!!!!」と思いつつ頑張った3か月。(笑)
結果、大学入学時のTOEICは870点を取得することができました。帰国子女に負けなかったです。(笑)15年以上アメリカに住んでた子にはさすがに負けたけど。(笑)
そして、ずーっと憧れていた(学部)留学をしようと思い、IELTSやTOEFLを18歳の時に受けるようになりました。
人生初のIELTSで6.0を取得できたので、そのまま京都外国語大学の学内選考試験を受けて、無事に合格!大学二回生の秋学期から三回生の春学期までイギリスのキール大学で学部留学を経験しました。
キール大学で学部留学を経験したとき、いろんな意味で良い刺激を受けました。
まず、イギリスの大学の留学生の多さにびっくりしましたね。まさにDiversity(多様性)。
そして、様々な国の出身者達と友達になったのですが、自分の中で、「恥ずかしすぎて彼らに言えない」ということが1つありました。
それは、私が日本の大学で外国語学部の英米語学科に所属していることです。
京都外国語大学では二回生から International Studies(国際学)のコースに所属していました。平和学や国際関係等を英語で勉強しました。しかしながら、私の大学では、学生は主に語学を勉強します。
日本では普通のことかもしれませんが、海外では、「大学で英語を主に勉強する」なんてありえないことです。今日のグローバル社会で、英語はできて当然。大学では、英語でビジネスや金融等の専門を勉強する。
私自身、キール大学に留学に行く前から、京都外国語大学の先輩たちの話を聞いていたため、「大学で英語を勉強している。とか恥ずかしくて海外じゃ言えない。」という発言を何度か聞いたことがありました。
自分が実際にキール大学に留学した時、先輩たちの言ってた通りだと思いました。
このままじゃいけない。将来、グローバル社会で活躍したいと思っている人間が、このままじゃいけない、と改めて気づかされました。
キール大学での留学生活はたった9か月で、徐々に留学生活の終わりが近づいてきました。海外の大学院へ進学してみたいかもという気持ちは大学一回生の時からあったのですが、やはり勇気や覚悟がなく、キール大学にいたときもまだ決めかねていました。
しかし、キール大学での留学が本当に終わろうとしていた時、自分の中で、「私はまだここで勉強していたい。このままじゃだめだ。」と思った瞬間がありました。
そして、やはりイギリスの大学院に進学したい!!と本気で思うようになり、キール大学の寮や図書館でイギリスの大学リサーチを始めました。
その中で私が一番興味をもったのは、オックスフォード大学。
なんて美しい大学なんだろう、と思い、そのまま週末に実際にオックスフォード大学を訪問してみることを決意。大学三回生の時ですね。初めてオックスフォードを訪れました。
歴史的な建物で溢れているオックスフォードの街並みやオックスフォード大学の雰囲気に心を奪われ、「ここの大学で勉強がしたい!!」と思うようになりました。
それ以来、オックスフォード大学の大学院へ入学するために自分がしなければいけないことや、入学するためにできることをリストアップし、全てやり切りました。
オックスフォード大学大学院への入学は全て書類審査で決まります。提出物は下記の通り。
① IELTS 7.5 (各セクション7.0)以上
② 英語の論文を2つ(各2000語)
③ 志望動機書(750語)
④ 推薦書3通
⑤ 履歴書
⑥ 学部の成績証明書
①~⑥まで、何をしたか等、順番にご紹介致します。
① IELTS 7.5(各セクション7.0)以上
IELTSの試験の説明は省略します。先ほども述べたように、キール大学に行く前の私のIELTSのスコアは6.0。全然オックスフォードへの入学に足りていませんでした。
キール大学から日本に帰国する1か月前に、力試しにロンドンでIELTSを受験したときも、結果は7.0。
かなり落ち込みました。(笑)そう簡単に7.5は取れません。(笑)
そのあと日本に帰国してから3か月間、毎日必死で勉強しました。そして2016年10月、IELTS 7.5取得!!!!
しかし、この時の私のライティングのスコアは6.5。オックスフォードの院への入学基準は、全セクションで最低7.0を取得していなければいけませんでした。
正直、ここで一回心が折れました。(笑)
ただ、まだまだ出願まで時間があるし、諦めてはいけないと思い、またIELTSを受験することを決意。その後、4か月間ほど勉強し、2017年3月に再びIELTSに挑戦。
2017年3月 IELTS 8.0 (各セクション7.0以上) 取得。
Listening 8.5
Reading 9.0
Writing 7.0
Speaking 7.0
自分でもびっくりしました。嬉しくて泣きました。この約7か月間に及ぶIELTSとの格闘は別の記事で簡単に紹介しているので、よろしければまた参考にしてください。
この時、やっと「オックスフォード大学の大学院に出願できる~!」と大喜びしていました。しかし、どれだけ英語ができても、英語の能力だけでは入学できません。英語はあくまで、入学に必要な最低限の能力です。
IELTSのスコアで私(留学生)が有利になったら、現地のイギリス人の学生が不利になってしまうので。
② 英語の論文2つ(各2000語)
かなり苦労しました。私は、オックスフォード大学大学院の社会学研究科に出願することを決めていましたが、京都外国語大学に社会学を専門としている先生が少ないので、とりあえず自分なりに書こうと思ったテーマをひたすらリサーチしました。
オックスフォード大学へ提出する論文は、完成したら、京都外国語大学の卒業論文の一部に同じ内容を取り込もう、と思い(一石二鳥なので)、とりあえずベストなものを書いてやる~と必死で少しずつ書き始めました。
外大に社会学を専門としている先生がいたので、全然面識がなかったのですが、とりあえず連絡を取って、「論文のアドバイスをください!お願いします!!」的な感じで先生に読んでいただき、感想をいただきました。
結果、Too many topicsと言われてしまいました。もっと分野を絞り込んで、深い内容を書きなさい、と基礎的なことを言われてしまいました。
再び落ち込みました。(笑)この時、ちょうど、IELTS 7.5 (ライティング6.5)を取得したあとすぐだったので。(笑)
論文の全体的なアドバイスをいただいた後は、もう全て自分で書き上げました。
その後、英語のネイティブスピーカーの先生方に文法を添削していただき、論文完成。
正直、リサーチにかけた時間が一番長かったと思います。
ちなみに、論文のうち1つは世界中の国際関係を専門とする学者や学生達に利用されている学術的なウェブサイトで電子出版しました。出版してからオックスフォード大学へ提出しました。
なぜかって?履歴書に書けるからです。履歴書が良く見えます。
もちろん、そう簡単には出版できませんでした。1~2か月間の審査を経て、出版許可がでました。
③ 志望動機書(750語)
私が出願した社会学研究科は、2017年度の受け入れ学生数は26名。
合格枠がたったの26名!?!?
驚愕しました。イギリス人の学生やEUの学生、アジアやアメリカ出身の留学生、全て合わせて26名しか合格できないということでした。
つまり、他の出願者と違う、オリジナル、ユニークな、目立った志望動機書を書かなければいけませんでした。
私にはアイデアがありました。自分の国籍とバックグラウンドを活かした志望動機書を書き上げました。
そもそもなぜ社会学を勉強したいと思ったか、なぜ社会学を勉強したかったか、私にはきちんとした理由がありました。
こんなことを志望動機書に書いていいのか、というような内容をあえて書きました。ここには詳細を書きませんが、正直に理由や出来事を書いたのが本当によかったのだと思います。
志望動機書は、完成したら色んな人たちに読んでいただき、感想をいただきました。何度も何度も細かい修正を加えて、5か月かけてようやく完成しました。
完成したのは2017年の8月でした。一時期、志望動機書のことで頭がいっぱいになった時期もありました。(笑)
④ 推薦状3通
京都外国語大学には、副学長が二人います。一人は、私が大学二回生の時からお世話になっていました。
もう一人は、面識がなかったのですが、いきなり部屋を突撃しにいきました。席を外しておられたので、名前と連絡先を残し、後日お会いしました。
はい、その通りです。副学長二人に推薦状を書くようにお願いしにいきました。(笑)
イギリス人の先生に、「なるべくステータスのある先生に推薦状を書いてもらうべき」と言われたので、素直にアドバイスを受け入れ、実行しました。(笑)
3通目の推薦状は、アメリカの大学で働いている教授に書いていただきました。彼女は、一年間だけ京都外国語大学でVisiting professorとして授業をしていた先生で、外大でとてもお世話になったので、仲もよく、アメリカからわざわざ推薦状を書いてくれました!PDFでオンラインで提出してくれました。
⑤ 履歴書
はい、履歴書。私の履歴書で一番よかったのは、出版欄を書くことができたことですね。
先ほど述べた論文以外にも、もう一つ電子出版していたので、それも履歴書に書きました。
履歴書に書いた内容は下記の通りです。
・大手証券会社でのインターンの経験
・留学アドバイザーや国際的なイベント主催者としての3年間のアルバイト経験
・出版2つ
・ボランティア活動
・過去の受賞歴(学長表彰、総長表彰等、外大で受賞したものが複数あったので記載)
イギリスのトップの大学は、勉強ができるだけでは入学できません。
大学の成績が良いだけでもだめです。課外活動も非常に重要です。
履歴書はこれぐらいかな?では次へ。
⑥ 学部の成績証明書
さて、イギリスのキール大学から帰国し、帰国後は外大でオールA+を取得する、と決意し、はい、大学三回生の秋学期から大学四回生の秋学期まで、2年間全てA+の成績をとりました。
不安になった時期もありましたが、やり切りました。結果、最終GPAは3.64でした。
私の大学の成績基準は、100点満点で出され、
90以上でA+
80以上でA
70以上でB
という成績基準なので、GPA 3.64ということは、成績がほとんどA+とAということです。一番多いのがA+ですね。頑張ったで私。(笑)
はい、オックスフォード大学大学院合格までの道のりは、こんな感じです。もっと詳細に書くか迷いましたが、あんまり書きすぎてもね。(笑)
もし質問があれば、コメントください。なんでも答えます。
オックスフォード大学大学院での留学生活が始まったら、オックスフォード大学での日々をブログに更新していきますね!
今日から社会学の本を読みあさります!がんばります!では、また近々更新します。
Miki
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(2022/5追記)
みなさま、
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!
コメント欄にご質問等について投稿してくださってる方々もありがとうございます。
仕事で忙しい時期は返信が遅くなってしまいますが、相談等あれば以下にメールいただければ回答するようにします
miki.ann.oxford@gmail.com
(※コメント欄よりメールの方をよく確認してるので、急ぎの方はメールでお願いいたします!)
Zoom会議等で個別にインタビュー/ご相談させてください、という方も、上記メールアドレスに一度ご連絡お願いいたします
どうぞよろしくお願いいたします!
オックスフォード大学 大学院 合格
速報です~!第一志望だった、英国のオックスフォード大学の大学院に合格しました!!!
自分でもびっくりで、まだわくわく感がとまらないので、落ち着いたら、合格までの道のりを全て詳細に記事にして書きたいと思います。(いつも記事が短いですが、次回はめっちゃ長く書きます。。。)
2017年度世界ランキング1位に輝くオックスフォード大学に合格したことが、もう嬉しくて嬉しくて、合格通知を目にしたときは、泣きました。(笑)
ロンドン大学(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の大学院に進学する気満々だったのに、まさか合格できるなんて!!!!
いや、でもオックスフォード大学合格までの道のりは本当に大変でした。やれることは全てやり切りましたが、大変でした。
IELTS 8.0、2つの英語の論文、ほとんどA+とAだった学部の成績証明書、推薦書3通、志望動機書、ボランティア活動、publications 2つ、インターンシップの経験、アルバイトの経験、過去の受賞歴等、すべてを評価していただいて合格がもらえたのだと思います。(詳しくはまた次回書きますね)
イギリスの首相を数多く出す英国のオックスフォード大学、今年(2017年)の10月から、この大学で修士課程を始めます。
楽しみです!!!! :)
では、また近々更新します!
Miki
IELTS 8.0 取得 <純ジャパでもいける>
Hi, 今日は京都駅付近でお茶をします。 ロンドンにある Hyde Park の真横に位置する Hard Rock Cafe に行きたい気分です。この9月から University College London で修士をスタートするので、その頃に行こうかな :)
さて、IELTSで8.0を取得した話ですね。
去年、IELTSを2回受験して2回とも8.0の結果を出せたので、その話についてしたいと思います。
大学3回生の時 (2016年3月)、初めてIELTS 8.0を取得しました。
Listening 8.5
Reading 9.0
Speaking 7.0
Writing 7.0
Overall 8.0
その時のスコアはこんな感じ。私の留学経験はイギリスに9ヶ月行ったことがあるだけなので、それでIELTS 8.0 のスコアはかなり凄いそうです。でも、確かに結構頑張って勉強した気がします。 心が折れた時もありました。笑
ただ、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン (University College London) の 公共政策学部 (School of Public Policy) で修士課程をするためには、IELTSで最低 Overall 7.5 が必要です。そのため頑張って勉強しました!!!
おかげさまで、合格通知の原本も今朝自宅に届きました。電子版は2週間ほど前にメールで届きましたが。
初めて IELTS で8.0 を取得するまでにしたことは、hmm、書き並べます。
1. ライティングの問題を100問以上解きました。
(Task 1と2を合わせて100枚、エッセイを書きました。書いた後、自分で添削したり、ネイティブに添削してもらったり。自分ですることの方が多かったです。)
100問といっても、1つのエッセイを30分程度で書きますので、毎日通学で1枚書いてしまえば、4ヶ月もあれば可能です。
2. 毎日時間のあるときにBBC radioを聴きました。
4ヶ月間毎日ずっと聴いてたら、本当に英語を聴き取れるようになります。わからない単語がでてきても、文脈で予測できるし、スペリングも発音でなんとなくわかるので、携帯ですぐに調べたり。
BBC world newsのおかげでたくさん新しい単語を覚えることができました :) そしてWritingでこれらの単語を使えるようになりました。
3. 独りで BBC World News の内容をディスカッションしていました。
ラジオで聴いたニュースの中で、関心のあったニュースを独りで説明していました。英語で。それから、自分の意見も言っていました。独りで。悲しいですね。笑
4. Reading の問題をたくさん解きました。多分 200 passages ぐらいは解いたと思います。多分。
でも、すべての passage に対して、主にやり直しに時間をかけてやりました。例えば、1 passageを20分で解き終えたとしたら、やり直しに2〜3時間の時間をかけて入念に勉強しました。
留学の費用を貯めるためにアルバイトを毎日していた/しているので、大変でした。でも、BBC radio を聴くのは毎日絶対できるし、Writing と Reading も通学で1題は絶対解けるし、、、
スピーキングも暇な時間にしていましたね。毎日ランニングするので、ランニングしながらブツブツ言ってる時もありました。(変人ですね。笑 まあいいや。)
IELTS 8.0を初めて取得した時はこんな感じでした〜
留学に対するかなりのモチベーションがないとできないですね!
もうすぐ京都駅に着くので、今日はこの辺で。
Miki